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歯科医院経営者レポート2009年3月号
名言語録に人性・経営を学ぶ

名言語録に人性・経営を学ぶ

釈迦(紀元前463~383年頃)は29歳で王侯貴族という位も家族も捨て、難行苦行の修行に明け暮れたが悟れなかった。菩提樹の下で座禅し36歳の時に、夕焼けの光を見て悟る。人間には物事を見る目が備わっており、己の心の中に【真理を見分ける力】があることを悟った。
今は、経済戦争という名の戦国時代だが、人間には強く正しく生きる性命力(意志含め)が備わっており、如何なる社会であろうが性命の力を養うことが人性の予防策と、釈迦は諭している。青い鳥は各々の心中にあり!

☆先人の遺訓に健康人性・経営を学ぶ

健康であるためには、先ずは健全な食生活が求められる。これは万人が分かっていることだが、この当たり前のことが頭では分かっていながらも、実践できないのが人間でもある。どうせ食べても時間が経てば空腹になるのだから、食べてもしょうがないと思って食事を抜く人はいない。不規則というか不健全な食生活を続ければ、不健康を招き入れるのは当然で、健全な精神と規則正しい食生活から健康な身体がもたらされる。

医院経営も同様で、臨床学の向上、そして院内の消毒や整理整頓に手抜きをしているとどうなるのか?予防や健康をアピールする医院でありながら、院長の爪は垢だらけ、どうせマスクで顔を隠せるのだからと髭も剃らずに、患者に対応していると患者はどう受け止めるのか? 又、スタッフが身だしなみやマナーに手抜きをしているとどうなるのか?いくら高邁な診療理念を掲げ ていたとしても、患者の立場で仁術を施さなければ医院の行く末は?・・・どうせ汚れるし、物も乱雑に散らばるのだから待合室やトイレ、そして院長室の掃除や整理整頓をしてもしょうがないという姿勢は、食事を面倒くさがり不規則な食生活を容認する発想と似ており、それは不健康な医院経営を自ら招き入れるようなもの。

儒教(眼目は仁)の開祖・孔子が若かりし頃、賢者の誉れ高い老子の評判を聞いて、わざわざ教 えを請いに出かけた。天才であるが故に他流試合のつもりで出かけたのであろうが、老子に素性というか姿勢が見抜かれ、【そなたには奢り・我欲・邪心等の悪弊要素があり過ぎる。それらは全て人性においては有害なものだ】と諭された。

世の常として先頭に立てば、いやでも目立つし敵も多くなり、足をすくわれる機会もおおくなる。調子の良い時ほど得てして肩を怒らせ突っ走るもので、順境経営の時ほど奢らず我欲に走らず、慎重に事に対処していかなければならない。
人性・経営を歪める敵は外部ではなく内部の内部、すなわち己の心にあるということ。論語は孔子と弟子達の問答集をまとめたものだが、その論語の中に【己の欲せざるところ、人に施すことなかれ】という語録がある。自分が嫌だとか汚いと思うことは当然他人も嫌がるものであり、自分が嫌がる診療を患者に押しつけてはならないという意。算術医は患者に悟られないように自分の診療を押しつけるが、長期的視野に立てば決して良い結果には恵まれない。患者にとってより良い診療を施こしていくのが、良医の真骨頂。

(以下略)

 

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