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歯科医院経営者レポート2008年6月号
自己を掘り下げれば 未来は輝く

自己を掘り下げれば 未来は輝く

師はもろもろと読み、集団・グループ・大衆・軍隊・先生を言い表す。集団になるとそれぞれの欲望が交 差し、矛盾を抱えたり衝突を引き起こす。このようなもろもろを率いるのが師・師団長・先生(院長)・経営者・リーダーであり、それは一貫して正しい姿勢・人性観・経営観を根底に導かなければ集団は治まらない、統治できないというのが師の意。
君子とは自ら修養して器量度量を養い、自らの存在・人性・事業を自助努力して創造し、自らが生成化育し、人性を化成していく人をいう。偉大な創造の根本となるのが道徳で、道徳無くして化成はあり得ない。

☆歯科医院経営の実態

某県歯科医師会の平成19年度の医業経営実態調査資料が手元にある。これによると歯科医師の未来像に魅力を感じている院長は4割で、感じていない院長が6 割となっている。歯科界の実態を眺めれば、魅力を感じるが2割で感じないが8割と筆者は、予測していたが、良い意味で予測が外れ4割も居れば十分。あらゆる組織・企業・業界に当てはまる原理原則だが、2~3割のエリート層がエリートとして君臨している限り健康的に発展していく。

日本社会というか国家の経営がこれほどまで病んでいるのは、エリート層(官僚・政治家・経済人・教育界等々)がエリートとしての使命や役割を心得ず、私利私欲に溺れて堕落していることが根本的要因で、エリート層の意識改革無くして日本社会の再生はあり得ない。問題は明るいと答えた4割の中に上医・上士が何割居るかであり、算術医・下医・下士が多数交じっているようだと、健全な歯科医療の発展はもたらされない。

個々の医院経営および人性に多大な影響を及ぼしているのが、社会的価値観の変化変質にあることは今更述べるまでもないことだが、変化に適応できるのは欲目にみて3割前後であり、残り7割のうち半数は落ちこぼれると予測している。7割の半数が実際に落ちこぼれた辺りから、歯科界は再生に向かうものと思われる。如何に栄華を極めようが、時代の変化に取り残されれば間違いなく没落する、というのが歴史からの教訓。

資料によれば衛生士を雇用している医院が5割強となっているが、雇用していない院長は今や衛生士業務が集患および経営環境に大きな影響を及ぼす時代ということに気付いているのかどうか?
気付いていて雇用していないということは、自ら悪運を招いていることになる。気付いていないとすれば悲劇だが、時代を洞察することが求められる経営者としては失格者の烙印が押される。

衛生士をパート雇用し有効活用しようと試みる医院が多くなっているが、 時給1,500円あたりが相場となっている。院長一人の医院の人件費割合は概ね20%前後であり、時給1,500円支払うのであれば、少なくとも1時間当たりリコール等で7,500円(1,500÷0.2)以上の収入を上げてもらわなければ、その人の価値はないし雇用した意味もない。人件費が25%とか 30%以上ということは診療収入が少ないということであり、もっと稼ぐ力を養わなければいけない。

(以下略)

 

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