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歯科医院経営者レポート2008年5月号
地方銀行の整理

地方銀行の整理

希(まれ)なる望みを希望といい、お金が欲しいとか出世したいという望みを我欲といい、良識を逸脱した欲望を強欲という。心の満ち足りることを満足というが、物質の我欲および強欲を追いかけている限り、心は飢餓状態であり、決して満足感は得られない。
身の回りから受けた恩恵とか愛情は山ほどあったとしても大抵は忘れてしまう。一方、自分が人に施した善意は、不思議と何時までも覚えていて、見返りを求め続ける為、そこから不平不満が生じる。精神的満足が得られるミラクルパワーは、身の回りの方々からの善意に対する【感謝心・感謝力】にあり!

☆経済縮小と地銀の統廃合

大企業の経営環境が良くても、中小企業が活況とならなければ日本経済の景気は良くならない。同様に大都市だけが繁栄し、地方が疲弊していては日本社会は良くならない。国内の自動車市場が縮小に向かっているように、経済全体が規模の縮小に向かっている。

寡占化とは大手に市場が占有されることをいうが、縮小は市場に寡占化を促し、そうなると価格競争は二の次となり、大手によって価格が操作されていく。寡占化の前兆として破壊や統廃合、あるいは倒産破綻といった整理が行われる。昨夏から 建設業界等を中心に中小企業の倒産が目立って多くなっていることが参考になる。そういった意味では停滞気味の歯科界も、いずれ寡占化を目指すであろう。

今後は真の意味で経営者の経営能力、そして経営体力と稼ぐ力が求められ、実力が物言う時代に入っていく。経済が縮小してくると、必然的に経済の動脈といわれる金融界にも影響が及んでいく。都市銀行の統廃合は既に終わっているが、地方経済が活況を失っているだけに、地方銀行(以下地銀)の整理整頓は必然的となる。

第一地銀同士の合併とか、北洋銀行が札幌銀行を吸収合併したように第一地銀が第二・第三地銀を吸収して生き残りを図るとか、場合によっては都市銀行の系列下で生き残りを目指す場合も想定される。例えば秋田銀行と岩手銀行が合併するとか、広島銀行と中国銀行、プラス伊予銀行の三行の合併ということもあり得る。追い打ちをかけるように民営化されたゆうちょ銀行が算入してくるし、ノンバンクも融資部門を充実させてくる。

ゆうちょ銀行は従来の貯金業務だけに留まらず、住宅ローンとか事業融資も視野に入れており、中小の金融機関は過当競争の市場の中で、生き残り戦争を勝ち抜いていかなければならない。それ故に支 店単位あるいは個々の行員に過酷なノルマが課せられ、達成するためには餌食を見つけなければならず、順風満帆な医院ほどマークされるものであり、注意しなければならない。

経営体力の乏しい中小の金融機関の生き残りは非常に難しい、という観点から推し量れば優良個人事業主や事業会社にとっては、有利な条件で金融機関との取引が可能となるが、逆の場合は煮え湯を飲まされる可能性も否定できない。

経営イコール資金繰りといわれるように、資金繰りというか資金計画は経営上とても大切な事となる。多くの院長は資金繰りに無頓着というか、言い方は失礼だがほとんど無知ときている。

(以下略)

 

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