歯科医院経営者レポート2007年9月号
高齢化社会
高齢化社会
その人の【心】が人性の極楽をつくり地獄をつくる。物事を前向きに考え、身の回りからの恩恵に【感謝 心】を抱いて生きることは、悪運の因を排除し幸運の因を植え付けていく。身の回りに良い事を為して、感謝を求めるのは大きな間違いで、他人に良い事を為せば、他人を喜ばすと同時に、自分の運を良くする因となる。世の為・人の為という心施は、結果的に自分の為という図式になっていく。
若い時の行いが晩年に結果として現れ、若い時に認められなくとも晩年に認められる人は、全て【良縁+努力+感謝心】の賜である。自分だけ目立とうとする人性観は、仁徳を損ない晩節を汚す因をまき散らしていく。
☆高齢者マーケット
人口問題研究所の資料によると、今年度の高齢者(65歳以上)割合は21.5 %で、約2,676万人となり5人に1人が高齢者。数年後の2010 年には23.1%、2020 年には29.2%、2030年には31.8%と予測されている。人類の歴史は、生活が豊かになればなるほど少子化傾向になり、飢餓貧困生活を強いられると多子になるということを教えている。
日本は先進諸国の中で一番高齢化が進んでおり、歴史上経験したことのない未体験ゾーンに踏み込んでいく。ということは戦後以降ピラミッド型の人口構造を前提にしてきた、あらゆる政策(医療・年金・福祉含め)および体制は立ちゆかなくなる。抜本的な見直し、あるいは外科的改革が待ち受けることは否めず、福祉政策を後退させるとか増税を強いるということが想定される。それらを根底に自らのライフスタイルを考えておかなければならない。
国家の借金(産まれた赤ん坊含め国民一人当1,000万円以上)を鑑みれば、いずれ国民に融合するような政党政治および政策も立ちゆかなくなるし、各業界代表の族議員を選出する時代でもなくなる。業界利益ではなく国家国民にとって何が最良なのかを議論する時代に移り変わっていくものであり、これは国民一人ひとりが真剣に考えなければならない問題。
財政の悪化を食い止めるためには、消費税アップ(15~20%を想定)は避けて通れない。国民が増税反対を選択すれば、インフレ政策導入が考えられ、そうなると預貯金等の資産価値はことごとく目減りしていく。残念ながら目先の金満社会での生活を謳歌し過ぎて、事の真相が見えずあまり危機感を持っていないというのが実態。
国家の借金と同額の個人の金融資産(1,500兆円?)があると公表されているが、日本はアメリカ側の承諾無しには解約できない100兆円以上ものアメリカ国債を持っている。円高になるとその国債の資産額は目減りし、あるいは社会保険庁の年金振り込ませ詐欺が教えているように、国民の金融資産はグレーゾーンの中にある、といっても過言ではない。
50歳以上の方々が金融資産の約70%を持っており、高齢者向けあるいはシルバービジネス云々といわれるように、高齢者を抜きにして経済も消費社会も語れなくなってきた。歯科医療においても自由診療の対象者の多くが、50歳以上であることも参考になるはずだが、悲しいかな高齢者対象の詐欺商法が横行している。
架空の儲け話をでっち上げ、投資をすると毎月運用益を振り込みます、という謳い文句に騙される人が後を絶たない。先月もフイリピンでの海老養殖をエサにして、詐欺会社が600億円ほど集めてドロンした。
(以下略)

