歯科医院経営者レポート2007年8月号
経営の総論 健康経営を阻害する重患
経営の総論
健康経営を阻害する重患
人性の栄・枯・盛・衰の根本的原因を内面的に突き詰めていくと、人間性が【健全】であるのか、はたまた【堕落】しているのかに尽きる。経営も同様で、経営者の人間性が健全であれば【発展】に導かれ、腐敗していると潜伏期間を経て、やがて発病し【衰退・滅亡】へと導かれていく。経営は経営者の人間性に全てが委ねられている。
人間性を養う学問が小学で、その小学は【躾と清掃=整理整頓】を要とする。躾や清掃は人間としての内面(心)を養い、内面が変わると外面(表現・行動)も変わり、外面が変わると身の回りからの評価も違ったものとなる。
☆経営の総論 健康経営の重患
精神科医の分析によれば、世の成功者は【人性哲学と信念】があり、【哲学や宗教的】なものに共感し、そして、古の先哲賢人の【格言・箴言・片言隻句】に共鳴する、という特長があるという。そして、脳弱(ダメ)人間の部屋は整理整頓されず乱雑に散らかっているという。
院長室は、院長の人間性・人性観・経営観を正に表現する。一流の営業マンの机は綺麗に整理整頓され、三流の営業マンの机は書類が乱雑に山積みされ、服装も同様で一流の営業マンほど身綺麗な服装を心掛けるが、三流の営業マンほど服装(靴・靴下含め)がだらしない。某県歯科医師会の理事と会食した時、鼻を突くような嫌な臭いがし、何だろうと詮索したら、目の前の理事の靴下から臭ってきていたのを思い出す。
健康経営を阻害する経営者の心の重い患いがある。先ずは【偽(いつわり)】で、偽は人+為の会意文字で、人の為すことは偽りがおおいという意。姉歯元一級建築士や北海道の食肉加工会社ミートホープの偽装食品が物語るように、社会および経済社会において偽装および作為的なことが日常飯事に行われる。
社会保険庁もしかりで、今や密告社会はそれを許さない。偽装や作為的なことを為すと社会から鉄槌が下り、企業・事業が一瞬にして消滅してしまう。
悪徳商法は長くは続かないということ。教訓とするならば患者の治療情報が共有化される時代になれば偽装療・悪徳診療は社会的悪と認定される。院長が徳を身に付けないから悪徳商法に違和感を持たない。
次が【私】で、私利私欲の事業観はもっとも戒めなければならない。社会や患者・顧客から与えられる利益というものは、今以上に社会貢献するために付与されるものであり、欲を満たすために与えられるわけではない。あらゆる事業は、換言するならば歯科医院といえども社会貢献を前提に存在するものであり、院長の私欲我欲を満たすために存在するわけではない。次が【放】で、放縦というようにデタラメな事の戒め。
密告社会はヤラズボッタク診療を許さない。自分がしたくない診療を患者に強要してはならないし、自分の家族に施すような診療を提供することが最良の仁術。
(以下略)

